ゆうちょ銀行(郵貯)の相続手続について

ゆうちょ銀行は、元の郵便貯金が民営化されて設立された銀行です。郵便局内に窓口がありますが、郵便局ともその隣のかんぽ生命とも別の会社になります。

ゆうちょ銀行の最大の特徴は、支店というものがないことです。各郵便局の窓口はただの書類の受付窓口であり、相続手続は神奈川県の貯金事務センターで一括して行われます。またゆうちょ銀行の場合は預金ではなく「貯金」と呼び、口座番号は「記号番号」と呼びます。

当センターでは約120件のゆうちょ銀行の相続手続を代行した実績があります。スピーディに、かつそれぞれのご事情に応じてゆうちょ銀行の相続手続をサポートいたします。

 

ゆうちょ銀行(郵貯)の相続手続は

ゆうちょ銀行は、相続手続の際に通帳の名義変更か解約かを選択することができます。ただ解約して相続人代表者(あるいはその代理人)への払い戻しを選ぶことがほとんどです。

一般の方がゆうちょ銀行の相続手続を行うときは、まず最寄りの大きなゆうちょ銀行窓口に行くことをお勧めします。その際、手元にある被相続人の通帳やキャッシュカードの他に、相続人であることが証明できる戸籍謄本・自身の印鑑証明・実印などを準備していくと手続を早く進めることができます。

 

1.貯金照会書の記入・提出

まず窓口で被相続人が死亡したことを伝えます。大きな郵便局であればほとんどの窓口担当者は相続手続を理解しています。ただ30分から1時間待たされることは一般的です。

ゆうちょ銀行の相続では、念のため貯金照会書を記入・提出して被相続人の貯金口座を確認するべきです。貯金照会とは全国のゆうちょ銀行にある被相続人の口座を全て調査する制度で、ゆうちょ銀行独特のものです。

ゆうちょ銀行は、例え被相続人が他に口座を持っていても、貯金照会をしない限りそれを一切教えてくれません。他の銀行ではそんな不親切なことはめったにありません。そのため貯金照会をしておかないと、一度相続手続を終わらせても、口座が見つかるたびにそのつど相続手続を行うことになります。

またゆうちょ銀行は、被相続人の貯金口座の記号番号がわからないと相続手続を始めることもできません。

貯金照会は神奈川の貯金事務センターで一括して行っているため、貯金照会書を提出して回答書が返ってくるまでに1~2週間かかります。

 

2.相続確認表の記入・提出

被相続人の貯金口座の記号番号が判明したら、相続確認表を用意して必要事項を記入します。相続確認表は3枚セットの用紙で下記のような書類です。同時に書き方説明も付いているのでそれを参考に記入することができます。

この相続確認表はゆうちょ銀行の窓口でもらうか、下記からダウンロード可能です。

ゆうちょ銀行の相続手続は、この相続確認表を最寄りのゆうちょ銀行の窓口から神奈川の貯金事務センターに送付することで個別の受付番号が決まり、そこから開始されます。

相続確認表を窓口に提出する際には、被相続人と相続人の関係がわかる最低限の戸籍謄本の提出が必要です。

 

3.相続手続請求書・提出書類リスト等を郵送で受領

その後2週間前後で貯金事務センターから相続書類一式が郵送されてきます。手元に届く書類は、相続確認表の記載内容によって異なります。遺言書がある場合/ない場合、名義変更をする場合/解約をする場合、国債がある場合/ない場合、貯金総額が50万以上の場合/以下の場合などでそれぞれ違う書類が届きます。

例えば下記はゆうちょ銀行の50万円以上の貯金を解約・払い戻しする場合の用紙で、様式A-2「相続手続請求書(名義書き換え請求書兼支払請求書)」と言います。

この用紙の他、提出書類リストや第三者に手続を委任する場合の委任状、お取引目的等の確認のお願いなどが一緒に送付されてきます。手続に必要な書類は下記のものが一般的です。

ゆうちょ銀行の相続の必要書類リスト
  • 被相続人の全ての戸籍謄本
  • 被相続人の戸籍の附票
  • 代襲相続では中間の戸籍謄本
  • 相続関係説明図
  • 遺産分割協議書
  • 全相続人の印鑑証明書(6ヶ月以内)
  • 全相続人の署名押印済の相続手続請求書
  • 貯金通帳・キャッシュカード

ゆうちょ銀行では、印鑑証明書は6ヶ月以内であれば受付してくれます。

 

4.必要書類の準備・署名押印

ご自身でゆうちょ銀行の相続手続を行う場合、これが一番手間がかかるところです。

要求される戸籍謄本は最低でも3~10通ぐらいになります。これを被相続人が本籍を置いていた全国の役所から集めなければなりません。一般の方は戸籍の読み方をご存じないため、集めた戸籍で全部なのかわからない人がほとんどです。結局支店窓口と役所を何度も何度も往復することになりますし、窓口で受け付けてくれても貯金事務センターから追加書類の要求がくることもあります。

またゆうちょ銀行の相続手続請求書に相続人全員が記入・押印しなければなりません。1枚しか印刷して渡してくれませんので、書き損じると相続人全員の実印で訂正しなければならないこともあり、記載には注意が必要です。当センターで代行する場合は、この書類は行政書士の署名・押印のみで手続が可能です。

 

5.必要書類の提出・受付

窓口に何度も足を運んで必要書類の確認が終わると、窓口担当者が受取票を書いてくれます。希望すれば書類は全てコピーして返却してもらえます。

その後ゆうちょ銀行はやはり神奈川の貯金事務センターで相続手続書類の確認が行われ、名義変更や解約・払い戻しになります。

 

6.名義変更/ゆうちょ銀行への振込/払戻証書の受領

解約・払い戻しを希望する場合、一般的な金融機関は他行への振込が可能ですが、ゆうちょ銀行はゆうちょ銀行への振込しか受け付けてくれません。または払戻証書という小切手のような金券が郵送されてきますので、これをゆうちょ銀行の窓口に持ち込んで換金・現金化することになります。

額面によっては何千万円も窓口で現金で受け取ることになるので注意が必要です。

国債を持っていた場合は、その前に国債の名義変更や売却手続が入ります。

 

7.大変なら当センターに相談を

ゆうちょ銀行の相続手続は最低でも4~5回は窓口に足を運ばなければなりません。おそらく日本で一番手続きが面倒な銀行の一つです。本当に手間がかかります。

他の銀行も含め、当センターでは全て代行が可能です。仕事や年齢、複雑な相続のためご自身で行うのが大変な方は当センターにご相談下さい。

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