相続解決事例No.17 所在不明の養女を含む父親の相続

ご依頼者は日光市の女性で、仕事帰りのファミレスで待ち合わせしてご相談のうえ、ご依頼をお受けしました。一度別の弁護士に依頼して途中キャンセルしたことがあり、今回が再依頼とのことでした。

  • 被相続人:父親
  • 相  続  人:依頼者(二女)、他長女、養女4人
  • 対象遺産:土地、建物(ご実家)、預貯金、保険等

ご依頼者は被相続人の前妻の子供にあたる方でした。被相続人はご依頼者のお母様と離婚されたのちに再婚し、その方の子供4人を養女になさっておられました。その後に新しい奥様が亡くなり、次に被相続人が亡くなったため、前妻の子供であるご依頼者に養女の皆さんから相続のご連絡があって、初めて相続の発生を知ったとのことでした。

聞くと養女4人は家庭裁判所で相続放棄をなさった旨連絡があったとのことで、本来であれば共同相続人外になるため関係ありません。しかしこのケースでは、単純に関係がないでは見過ごせない問題がいくつかありました。

ご依頼者は亡くなる前から父親と交流があり、時折訪ねることもあったそうですが、ご依頼者の父親は事故で身体に障がいがあり、労災等もあったため高級外車などを所有していたそうです。相続発生の連絡を受けて実家に行くと、この車が無くなっており、誰かが処分したものと思われました。

また被相続人の預貯金等も何があるのかも当初全然わからない状態だったそうです。そこでこれらの問題を解決したいと思い、東京のある弁護士事務所に遺産調査等及び相続手続きを依頼したそうです。

しかしその弁護士の遺産調査の報告書があまりに簡素で信用ができず、依頼をキャンセルしたという経緯があり、再度依頼できる信用できる事務所を探していたとき、当センターを見つけて依頼なされたということでした。

解決

当センターが行ったこと

ご依頼人は、養女4人が相続放棄をしたことを電話で伝えられたのみで、これが事実かどうか等も不明な状態でした。前任の弁護士はこの調査を行っておりませんでした。

そこでまず、戸籍謄本を収集して、そもそも4人が本当に養女なのか、相続人が他にいるのかを調査しました。その結果、確かに4人が被相続人の養女となっていることがわかりました。

そこで次に家庭裁判所に被相続人の相続について、相続放棄を行った者がいるかの照会を行いました。すると確かにこの4人は被相続人の死亡後3ヶ月以内に相続放棄の申述を行い、受理されていることがわかりました。家裁の事件番号も判明したため、相続放棄の証明書を4通取得しました。

これと同時に、周辺の金融機関すべてにあらためて被相続人の財産調査を行いました。すると前任の弁護士が調査していなかった預金が見つかったため、ご依頼者に報告を行いました。

また問題の高級外車については、陸運支局で自動車の登録履歴を確認したところ、被相続人の所有する自動車はその死後2日後に養女の1人に名義変更されていることがわかりました。通常、相続放棄をした者は被相続人の遺産を取得することができませんから、死後の名義変更は違法行為と推測されました。

そこでご依頼者にてその外車を取得した養女に事情をお聞きしましたところ、被相続人が生前養女の1人にその車を贈与する約束をしていて、生前に被相続人の印鑑証明書などの必要書類を整えていて、死後にその名義変更を行っただけだという説明がありました。

亡くなる直前の行為ですから果たしてその説明が真実なのか疑義が残りましたが、不正の証拠もない以上、これ以上しなくてよいとのご依頼者の意向もあり、やむなくこの高級外車の件は終了することとなりました。当センターの協力弁護士に依頼して争訟にすることはできたでしょうが、ご依頼者の意向に沿う結果となりました。

それから実家内には養女4人の身の回りの品が多く残されていました。これについてはご依頼者のご希望により引取りをお願いする文書を代書・郵送しまして、処理することができました。

その後、ご依頼者の姉と共有名義でご実家の不動産を相続することで円満に遺産分割協議がまとまり、名義変更及びその他の預貯金の相続手続及び保険金の受領手続きを行いました。その後の不動産の売却についてまでサポートを行い、無事売却することまでできました。

当初の弁護士にかなりの費用を支払ったそうですが、特に相続人間で紛争になっていたわけではなかったため、当センターのみで解決できる案件でした。ただ結果としてこちらで弁護士が見つけられなかった遺産を発見して多くの遺産を相続できたため、ご依頼者は喜んでおられました。

お客様の声

いろいろなところに優しい口調で話してくださるので、相手の方に良い印象を与えてスムーズに事が進みました。ありがとうございました。

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